ホットヨガスタジオの発祥と歴史とは?
人気のホットヨガの発祥地はどこ?
一般的なヨガよりも、高いデトックス効果が期待できるといわれているホットヨガ。暖かく高湿度な環境でヨガを行うことにより、汗と一緒に体内の老廃物の排出を促すのです。では、ホットヨガはいつどこで始まったのでしょうか。ここでは意外と知らないホットヨガ発祥の地についてご紹介していきます。
ヨガの歴史は古く、1300年ごろに「ハタ・ヨーガ」が完成し、徐々に世界中に広まっていったと考えられています。日本では1919年頃に心身統一法としてのヨガが広められ、長い時間をかけていくつものヨガ団体が誕生しました。ホットヨガは、インド出身の講師が日本の冬の寒さの中でヨガをするために考案されたものだといわれています。寒い空気の中では体が固くヨガのポーズを取ることが難しかったので、暖房器具を使ったところ程よく筋肉がほぐれてポーズを取りやすかったことから始まりました。つまり、ホットヨガ発祥の地は日本である、ということになります。
ホットヨガスタジオの歴史
ホットヨガの創始者は、10代のときから優れたヨガの技術を持つインド人のビクラム・チョードリー氏です。1972年にカリフォルニアで始めたヨガが、その原型といわれています。チョードリー氏はアメリカで独自のスタジオでの「ビクラムヨガ」を始めました。このとき、インドに近い環境でヨガを行えるよう、温度と湿度を高めた室内でヨガができるようにしました。これが、現在行われているホットヨガスタジオのもとになったのです。
チョードリー氏のヨガはハリウッドセレブや当時のアメリカ大統領から支持を受け、全米へと広まりました。他のスタジオも「ビクラムヨガ」を真似してホットヨガを導入し、全米規模でのホットヨガブームが訪れます。その後、日本でもホットヨガへの関心が高まり、東京を中心にホットヨガスタジオが増えていきました。若い女性を中心に、ホットヨガ人気が広まっていったのです。近年では、スポーツジムにもホットヨガが取り入れられ、エクササイズの一環としてより身近なものとなっています。
日本は世界有数ののホットヨガ市場
現在、日本には多くのホットヨガスタジオがあります。2004年に東京・渋谷に1号店をオープンした「LAVA」、2006年に東京・銀座に日本上陸した「ビクラムヨガ」は、日本におけるホットヨガブームの火付け役となりました。2011年には低料金で人気の「カルド」が店舗展開を始めています。ブームがひと段落した2019年現在でも、ホットヨガは若い女性だけでなくシニア層やリタイア世代も取り込み、その人気を拡大しているのです。こうして、日本は世界的に見ても有数のホットヨガ市場となりました。
池袋のLHASAはいま話題を集めているホットヨガスタジオです