住宅塗装を自分で行なう際のうまくいくポイントとは?
まずは家の外壁の汚れをよく落としましょう
住宅塗装をDIYで行なう際、いきなり塗料を塗ってしまうのではなく、まずは家の外壁をきれいな状態にしましょう。コケやカビ、また汚れが付着した状態だと塗料膜の密着効果が弱まり、塗料膜自体もすぐに取れてしまうからです。
業者に依頼すると高圧洗浄機でまずは汚れをきれいに落とすのですが、DIYの場合、ホームセンターなどで高圧洗浄機を購入するか、ブラシと洗剤で地道に掃除するしかありません。こうした家の外壁の汚れはその後の塗装の成否を左右してしまうので、簡易的に洗浄するのではなく、日数をかけて徹底的に行ないましょう。
養生をきちんと行ないましょう
DIYの場合、ただ単に家の外壁に塗料を塗る程度で終わってしまう場合も多いのですが、本来塗料が付いては困る場所に付けてしまったり、庭にあるアスファルトや植栽に塗料が落ちてしまったりといったことが起こり得ます。なので、塗装前に養生をしっかりと行なうようにしましょう。養生を行なえば、塗ってはいけない箇所をうまく避けることができ、仕上がりもきれいになります。また、養生をしていないと、塗らなくていい部分に注意しながらの作業となり、作業スピードも落ちてしまいますが、養生をきちんと行なっておけば作業スピードもあがります。
劣化している箇所を先に補修しておきましょう
家の外壁は、経年とともに気づかぬうちに劣化が起きています。特にひび割れやシーリング等の劣化は、コーキング材を使用して事前に補修しておくようにしましょう。ひび割れが生じた外壁は、そこから塗料や雨水などが入り、腐食が進んでしまう恐れもあります。事前の補修作業は防水性を高めてくれるので有効なのです。
各工程でしっかり乾燥時間を確保しましょう
住宅塗装をDIYで行なう際、他の予定などもあるため、なるべく手短に行なおうとする方が大勢いらっしゃいます。しかし、手を抜いてはいけない工程を時間短縮してしまうと、結局はメンテナンス頻度を多くしてしまうことになるため注意が必要です。
先にご説明した高圧洗浄でのクリーニング後、そして、コーキング材を使用しての補修後、さらに塗料を用いた下塗り、中塗りの後は、しっかりと乾燥時間を取るようにしましょう。乾燥時間を十分に取らないと、不純物が中に入って塗膜の密着力を弱くしてしまったり、下塗り中塗りを急いで同日に進行してしまうと、塗膜がきちんと作られずに劣化を早めてしまう危険が生じます。下塗り後は約1日間を置くなどして、十分に乾燥させることがうまくいくポイントになります。