司法書士をめざしてみよう

司法書士のお仕事とは

日本の国家資格の中には8士業というものがあります。
この中の一つが司法書士です。
司法書士は1872年にその制度が誕生しました。
専門的な法律の知識を持ち、裁判所や検察庁などのお役所に提出する書類の作成を行なう、非常に徳の高い職業です。
いわば、身近な存在でありながら、私達の権利と財産の少し難しい書類などを作成したりするのを手伝ってくれる存在といえます。
私達個人で行なうと、難解で厄介な様々なお役所に提出する書類作成も、プロの司法書士さんに依頼すれば、きちんとしっかり手続きが完了するので
安心です。
特に私達一般人が司法書士にお願いする事が多い書類といえば、不動産の登記書類や財産管理に関するものが多いのではないでしょうか。
また司法書士は簡易裁判所での140万円までの民事訴訟、調停、和解、支払い督促や証拠保全といった業務を行なう事も出来ます。

司法書士になるには

司法書士の試験を受ける資格は非常に広い門となっています。
というのも、国籍、性別、年齢、前職を問わず受験する事ができるからです。
試験は法律に関わる問題が午前と午後の試験で35問ほどの筆記の試験があり、その後口述試験もあります。
筆記試験に合格後の口述試験では多くの方が合格されている事から、筆記試験を重点的に勉強しておけば、司法書士試験に合格する確率は高くなると考えてもよいかもしれません。
これら試験に合格すると司法書士としての研修が始まり、その後に司法書士として登録して業務を行なえるようになります。
一旦司法書士になったら一生涯行なえる業務ですから事務所に勤務するだけでなく、独立して業務を行なう事も可能です。
しかし欠格事由というものもあり、破産者であったり、何らかの禁固刑を終えてから3年以上経っていない場合は司法書士にはなれません。

司法書士になったら

司法書士のお仕事で私達一般人に身近なもの、といえば、債務処理ではないでしょうか。
司法書士は借金などを抱えた人からの依頼により、その債権者に受任通知を送り、借金の督促を差し止める、事ができます。
昨今のサラ金の取立てで、一躍注目を浴びた職業の一つでもある司法書士のお仕事は、執拗な借金の取立てに困っている方にとっては、駆け込み寺的な存在といってもよいかもしれません。
学生さんから、リタイヤした方まで、司法書士としてのキャリアを目指すならば、専門のスクールに通ったり、通信教育でも学ぶ事ができます。

大阪の「天馬司法書士事務所」は相続関係の相談に対応してくれます