放課後等デイサービスとは

概要

放課後デイサービスは、障害を持つ児童の支援を行い、学校や家庭とは異なる空間を提供するサービスです。社会活動におけるコミュニケーション能力の向上や日常生活で必要な能力の向上以外にも、子どもにとって安心できる居場所づくりなど目的は多岐にわたります。最近では民間事業者の参入も増えているため、利用を希望する方が選択できる施設やサービス内容の幅も広がってきています。

1日のスケジュール

放課後等デイサービスの1日のスケジュールは、平日の学校帰りに利用する場合と土日に利用する場合とで内容が違ってきます。

平日の場合、13時また14時から開始し17時まで利用できる施設が多いようです。 エリアによっては18時~19まで利用できるところもあります。到着後は学習を開始し、施設ごとに自由遊びや個別のカリキュラムを設けています。おやつの時間や掃除を終えて帰宅する流れです。土日は体操やパソコンを使ったカリキュラムなど、1日の過ごし方も多種多様です。週ごとに体験できる内容を変えている施設もあるので、子どもが好む内容に合わせてスケジュールを組んでみるのも良いかもしれません。

受給者証について

受給者証とは福祉サービスを利用するにあたって、各自治体から交付される証明書のことです。受給者証を取得すると、放課後等デイサービスや児童の発達支援に関するサービスの利用額の9割を自治体が負担してくれます。さらに所得に応じて利用額に上限を設けているため、上限額以上を支払う必要はありません。利用額が実質の金額の1割になるため、子どもの医療費や施設に通う費用の負担が気になる保護者にとって、大きなメリットと言えるでしょう。一般的に、障害を持つ児童を対象したサービスを利用すると、施設によって違いはありますが1回につきかかる費用は1万円前後です。ここから9割の自治体負担額を差し引くと、1,000円程度になるので放課後等デイサービスに継続して通いたい方の大きな支えとなってくれます。

しかし受給者証があれば何度でも同じ施設に通えるわけではありません。受給者証には「支給量」 という欄があり、1ヶ月あたりに何日利用できるかが記載されています。例えば「20日/月」と記載されていれば、 月に最大20日まで施設を利用できるということです。施設によって利用時間の定義が異なる場合もあるので、不明な点は前もって確認しておきましょう。

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