日本の代表的な工芸品
陶磁器・焼き物
日本国内には優れた工芸品が各地で作られていますが、その代表的なものに陶磁器や焼き物があります。
国内では有名な陶器は多く存在しますが、まずは九谷焼があげられます。
九谷焼や石川県を中心に作られている焼き物で美しい色絵が特徴的です。
さらに、飲食店などではユニークなタヌキの置物が良く飾られていますが、これは信楽焼と呼ばれています。
滋賀県甲賀市信楽を中心に作られており、良質の粘土が使われており、大物づくりに適していることが特徴です。
備前焼も日本の代表的な焼き物のひとつです。
備前焼きは岡山県で作られており、釉薬を使わずに高温で焼成しています。
茶褐色の地肌が特徴的で、これは粘度の鉄分によるものとなっており、非常に硬く大きなツボなどを作るのに適しています。
有田焼も有名な焼き物で、佐賀県有田町を中心に作られており、美しい絵付けは海外からも評価されています。
人形
工芸品では各地で作られている人形もとても人気があります。
人形では子供の節句に飾られる雛人形や五月人形は特に良く知られた存在で、その種類も実に豊富です。
日本で作られている人形としては、博多人形は特に有名な存在となっています。
福岡県の伝統工芸品で粘度を原料とした素焼きの人形に泥絵具で着色されているのが特徴的です。
土のぬくもりが感じられる日本を代表する人形となっています。
京都で作られている京人形も日本を代表する人形で、京人形の代表的な人形としては雛人形や市松人形などがあげられます。
お土産物として人気の木彫りのこけしも日本を代表する工芸品のひとつです。
球形の頭部と円柱の胴だけのシンプルな人形で、表面に顔や着物などが描かれています。
18世紀から伝わるフランスの伝統工芸「カルトナージュ」。それを習えるのが神奈川の「Atelier Marquise(アトリエマルキーズ)」です
織物
日本を代表する工芸品には織物もあげられます。
織物にも色々な種類がありますが、西陣織は特によく知られた存在です。
西陣織は京都で古くから伝わる高級絹織物で先染めした糸を使って生地を折る製法です。
美しい帯は良く知られた存在ですが、最近は現在風の商品も多くネクタイやスマホケース、お財布やポーチなども作られています。
有名な織物のひとつには結城紬もあげられます。
これは茨城県と栃木県にまたがる鬼怒川流域で作られている絹織物で、その着物は軽く、柔らかくそして保温性に優れており温かいと言われています。
染色にも様々な方法がありますが、たたき染めと呼ばれる台に糸をたたきつけて染料をしみこませる染め方をしていることも特徴的です。