普通の家具とは違う?病院家具の特長とは
病院で見慣れた家具が見つかりやすい
既存の病院に置かれているソファーなどの家具は、一般消費者向けの家具屋で見つかるとは限らないものの、病院家具に絞ると比較的よく見つかります。特にデザイン性をあまり重視していない、業務用といった趣が強い家具は、病院家具の中で探したほうが見つかりやすいでしょう。
たとえば、座る部分にクッション機能は備わっているものの、どちらかといえばベンチと呼んだほうが近い、3~4人向けのシンプルなソファーなど、病院家具の中で探すと比較的よく見つかります。
既存の病院でもよく採用されており、多くの方が院内で見慣れている家具は、病院らしい雰囲気を作るのに役立ちます。これは普通の家具にはない、病院家具ならではの特長です。
特殊な家具がある
病院家具では、一般の家庭やオフィスなどでは使用しない特殊品も見つかります。たとえば床頭台です。大きな病院ではすでに備わっていることが多いこの家具も、これから開院するなら自身で用意せねばなりません。病院家具の中で探せば、一般のお店ではあまり見つからない床頭台のような特殊家具も、簡単に見つかります。そのほか、院内のさまざまな箇所の仕切りに用いられるスクリーン、診察室内にあわせて設置されることの多い診察台、看護師が使用するカートなども、病院家具として広く市販されています。
事故防止機能が搭載されている
すべての病院家具に備わっている機能ではないものの、一部の商品では事故防止のための備えが施されています。たとえば、入院患者のベッド脇に設置することを想定した棚などでは、引き出しが勢いよく閉まらないよう、工夫が施されているのです。健康な人でも、引き出しが勢いよく閉まると、指を挟んでケガをすることはありえます。ましてそれが病気や怪我で弱っている方だと、何気ないことでケガをする危険性が高まります。そのようなことを想定し、引き出しがゆっくりと閉まるように工夫されており、患者側はもちろんのこと、病院側にとっても安心なのです。ほかにも、取っ手部分の凹凸を可能な限りなくし、開閉の際に指を切るなどの怪我をしないように工夫されているなど、さまざまな配慮があります。このような安心設計の家具が見つかる点も、病院家具の特長です。
商品の種類や特長を確かめてみよう
院内に設置する家具を準備する際、病院家具は検討する価値があります。商品の種類や特長、デザイン、サイズなどはインターネット上のカタログで確認できることが多いため、検討にもあまり手間はかかりません。一度調べてみるとよいでしょう。