泌尿器科で働くメリットとデメリットとは?
人間関係も良好な泌尿器科
泌尿器科の場合、男性患者さんの方が大半で、看護師も同性を希望される方が圧倒的に多いため、男性看護師も各病院の泌尿器科で多数在籍している傾向にあります。
男性の場合、言いたいことを言うわりに後を引くようなことがあまりなく、陰口も少なかったりしますが、女性だけで集まると場所によっては目につく人への陰口が横行し、ドロドロとした雰囲気になってしまいがちです。
泌尿器科の場合、女性看護師がいても男性看護師も多いため、言葉遣い一つを取ってもあまりキツイ言葉にはならず、和気あいあいとした雰囲気が働く上でのメリットと言えるでしょう。
人間関係で悩むことも少ないと言われる診療科の一つなので、これから就職や転職を希望される看護師さんたちは、検討してみてはいかがでしょうか。
1年の中で忙しさは比較的一定しています
内科や耳鼻科、小児科などは、インフルエンザや胃腸炎といったシーズンの流行の病気があるため、その時期はどうしても忙しくなってしまいます。また、外科や整形外科などの緊急手術がある場合も同様で、1日の間でも忙しさにかなりの差が生じてしまいます。
泌尿器科の場合、こうした季節の流行の病気がないため、1年を通じて忙しさにほとんど変化はありません。
また、緊急手術も滅多にあるものではないので、忙しさの波によって疲れてしまうといったことも他の診療科と比べるとほぼないと言えます。
患者数の増減にムラがないこと、これも泌尿器科で働くメリットと言えます。
女性看護師は男性の患者さんに敬遠されてしまうこともあります
泌尿器科の場合、泌尿器にあたる箇所を扱う診療科であるため、患者さんは手術や検査、診察の際に、デリケートな部分を医師や看護師たちに見せることになります。そのため、男性の患者さんは特に女性の看護師を敬遠する場合も多くなります。中には露骨に嫌がる方も多く、女性看護師にとってはこれが逆に苦痛と感じてしまうこともあり、デメリットとも言えますが、逆の立場で考えればこれは自然なことなので、むしろ患者さんの精神的負担を少しでも取り除いてあげられるようにしましょう。
尿処理がたくさんあります
泌尿器科では患者さんの尿量を調べるために蓄尿したり、尿道留置カーテルを挿入している患者さんも数多くいます。そして、一定時期にこうした尿を処理するのが看護師の仕事です。ときに尿のにおいのキツさもあるので、これはデメリットと言えるでしょう。