身近になったラベル印刷
ラベルとは
最近ではシール・ステッカー・ラベルは全て区別をされなくなっていますが、本来的にはそれぞれに区別がありました。
シールは糊の付いた紙やプラスチックフィルムの総称です。
ステッカーはシールの中でもデコレーションやノベルティといった用途に用いられるものを指します。
キャラクターやかわいらしいデザインなど、装飾性を重視したものを言います。
ラベルは貼り付ける相手側に情報を伝えるためのものを指します。
商品の名称やイメージを示す商品表示ラベルや、使用している原材料名などを記す原材料表示ラベル、消費期限を示すものなどです。
つまりステッカーもラベルもシールの仲間ということになります。
お家でも作れるラベル
家庭用のラベルプリンターや、文房具メーカーのラベルシール及び専用ソフトの登場によってラベルは今やお家でも簡単に作れるようになりました。
好みのシールを選んで、必要な情報を自分で入力し印刷するだけで作れるので、子供の入学の際の名前付けや、お家の収納内容の表示など少量で良いものは作ってしまう人が増えています。
アイロンプリントが可能なものや、耐水性のあるラベルなどもあり、様々な用途に使われています。
業者による印刷
最近ではインターネットで簡単に注文することもできます。
イベントで使う、会社で使用するといったある程度まとまった量で、見た目にも華やかなものが安く手に入ります。
以前は印刷所に注文して、デザインしてもらってと面倒だったことが今は通販で対応できるのです。
シールの種類やカット、枚数などを指定すると価格がすぐにわかります。
デザインについてもテンプレートから指定して作ることも可能ですし、特別な知識や技術も必要ありません。
もちろんデザインデータを持っていればそれに応じて印刷してもらえます。
シール自体の耐久性についても屋外でも大丈夫なものや、冷蔵や冷凍に耐えられるものなど、色々なものを選択することができます。
身近になったラベル印刷
日本で最初にシール印刷が行われたのは1912年のことだといわれています。
イギリス国王ジョージ5世の戴冠式の贈り物を封緘するために天皇家の家紋である菊のご紋のシールを宮内庁が発注したそうです。
その時のシールにはその中身がまさしく天皇家からの贈り物であるということを保証する意味合いがありました。
現代では日常生活のいたるところでシールが活用されており、目にしない日はないほどです。
すっかり身近になったラベル印刷、上手に使っていきたいですね。