農家を始めるメリットと就農支援を活用した新規就農
新規就農への人気が高まっている
近年、都会の喧騒を忘れ、脱サラして新規就農を検討する方が増えています。以前までは農業と言えば田舎っぽい、汚れる、土臭いなどの負のイメージが強かったのですが、最近では地方へ移住して自然豊かな土地で暮らしていく、というライフスタイルが人気になっているのです。今回は、そんな若者に人気の職業になりつつある農家のメリットや、知らないと損する就農支援ついてご紹介していきます。
農家のメリット
農家を始めることのメリットは大きく分けて3つあります。1つ目は自由度が高いという点です。会社のように決まった就業時間があるわけでもなく、自宅のすぐ近くに農地がある場合は出勤時間も必要ありません。人間関係のストレスに悩まされることも少ないです。また何を育てるか、どうやって育てるかも自分で決められるので、自分が主体となって動ける人にとっては最高の環境です。2つ目は全てが自己責任になるという点です。たくさん収穫できて売り上げが伸びればその分成果として収入が増えるので、仕事にやりがいを感じられるでしょう。しかし、上手くいかなくて収穫数が減って収入が落ちても自己責任になってしまうという点も忘れないでください。そして3つ目は、自給自足で健康的な生活を送れるという点です。農業は朝から体を動かす仕事で、夕方には作業が終了するので健康的な毎日を過ごせます。さらに、自分で育てた食材を最高の鮮度で食べるというのはとても贅沢なことです。自給自足生活を送ることにあこがれを持っている方も多いでしょう。農家ではそんな憧れも実現できます。
新規就農するなら就農支援を活用しよう
親の農家を継ぐにしても脱サラするにしても、農業に新規参入する方は今ある仕事を辞めて就農するというのが一般的です。これには当然ながらある程度の元手が必要ですが、若い世代の方はそういった元手を多く集めることが難しい方も多いでしょう。就農した最初の年から悪天候に見舞われ、大きな被害を受けることも考えられるので、元手は多いに越したことはありません。そんな方たちには農林水産省が行っている就農支援を受けることがおすすめです。例えば市町村から認定新規就農者と認められれば、青年等就農資金が無利子で受けられます。融資限度額は3700万円で返済期間は17年という非常に良心的な給付金なので、こういった就農支援を受けることで独立初期のさまざまなトラブルや不安を乗り越えて、農業のプロとしていち早く自立できます。